TOPへ
会社案内
カフェスクール
新店舗の紹介
開業の準備
メニュー商品

 



 
 エスプレッソを頼むと小さなカップに半分ほどしか入ってない。「コレで400円?」と感じた人は少なくないはず。実はエスプレッソは旨みを凝縮し、美味しいトコだけ絞り取ったコーヒーです。抽出量20mlを過ぎるとだんだん薄くなって30mlでほとんどカフェが出きってしまいます。それ以上薄まるとエグ味が出て、旨みを凝縮したことにはなりません。美味しいところは30mlまで。イタリアではエスプレッソは100円台(立ち飲み)なのでこれを1日に何度も飲むのです。
 
エスプレッソは苦くてイヤ!と思っているあなた、試しにグラニュー糖をたっぷり入れてみて。スプーンに2杯から3杯。くるくるとスプーンで混ぜて、三口で飲んでみよう。あの苦かったエスプレッソがまるでデザートのように変身。本場イタリアではこの飲み方が普通。砂糖を入れない人はほとんどいません。なぜなら入れたほうが美味しいから。一口目に苦味とフレーバーを楽しむ。二口目に甘味と苦味のバランス、そしてアロマを感じ、三口目に甘味とアフターテイストを楽しみます。溶けずに残った砂糖もスプーンですくってなめちゃってください。デザートソースのような旨みが残っています。
 
 カフェ・ラテ(カフェ ラッテ)ラッテとはイタリア語でミルクのこと。エスプレッソ(20〜30ccが基本)にホットミルクを加えたもの。だから出来上がりはほとんどミルクの泡が乗っていません。
 カプチーノ 語源はローマ法王がかぶっている白い帽子、カプッチョといいますが、20〜30mlのエスプレッソに蒸気で泡立てたミルク(フォームドミルク)を乗せると先がちょっととがってカプッチョに似ているからついた名前です。泡を浮かべたドライカプチーノと泡を溶け込ませたウェットカプチーノがある。デザインカプチーノ(ラテアート)はウェットタイプでエスプレッソにクリーミーな泡でおしゃれな絵を描くものです。
 
 ぬるいのには意味があります。牛乳を温めるとラクトーゼという成分が糖化して粘りもでます。この甘味と粘りの状態が最適な温度が65℃前後で70℃を超えると甘味も粘りもなくなりスカスカの味になってしまいます。一番美味しい旨みと食感を追求するとこの温度になるのです。
 
 イタリア人の遊び心でできたメニューがいろいろあります。

アフォガード=アイスクリームにエスプレッソをかける。そのうちアイスクリームが溺れます。アフォガードとは“溺れる”の意。苦味と甘 味がベストマッチ。おいしいよ。

カフェ・マキアート=エスプレッソにごく少量のフォームドミルクの泡をたらすだけ。マキアートとは“しみ”という意味。エスプレッソに白 いしみ。

ラッテ・マキアート=フォームドミルクにエスプレッソを注ぎ込む。白い泡に黒いしみ。

シェカラート=シャケラートとも言う。エスプレッソに砂糖をたっぷり入れ、氷入れたシェーカーで思い切り振る。泡と液体のコントラ ストが美しい。

 
 シアトル系ではキャラメルやチョコレートシロップを使ったフレーバータイプや氷とエスプレッソなどをスムージー状にしたものが多い。
 またエスプレッソマシンの位置がイタリア系では正面が客席に向かって置かれているがシアトル系ではマシンの背が見えるような置き方が多い。イタリアのバリスタが技術を見せることに重点を置くのに対し、シアトル系ではお客と対面してコミュニケーションを図ることに重きをおいている。それはイタリア系のバリスタが男性中心で専門家が多く、シアトル系ではアルバイトや女性がのバリスタをするケースが、多いという現象にも表れている。テイクアウトはイタリア系はほとんどないが、シアトル系ではかなり利用されている。カップにおいてもイタリア系では陶器のカップだがシアトル系は紙やプラスチックのカップが多用されている。
  ページトップへ

  dart coffee Co.,Ltd.